ページ

2011/01/25

エナジーグリーン竹村さんのお話会に参加

1月21日(金)エネルギーシフトを考えるデータバンク主催のエネシフト塾で
エナジーグリーン(株)の竹村さんのお話会に参加してきました。
お話はいろいろ多岐にわたりましたが、今回ふたつのことをレポートします。
グリーン電力証書と、長野県飯田市のおひさま進歩エネルギーによるエネルギーシフトの話です。
☆グリーン電力証書について
・仕組み
電気代にプラスで、エナジーグリーン(株)などから購入することで自然エネルギーを
使ったことになる。
実際は使う電気は選べない。
スウェーデンのような仕組みでも買うときに電気を選ぶことはできるけど、使う電気は選べない。
送電線はひとつなので。電気は混ざる。
電気を水だとすると同じ池に風力も原子力も入る。

ただ買うときに風力とか選ぶ。

この電力を支援するという投票のような感じがしました。
証書を買うのは間接的だけど、意味は大きくは違わないのかな。

・購入について
個人でもできる。
年間1000KWhから。
風力で15円/kwh 太陽光で20円/kwh を追加。

ちなみに私の1年間の消費電力を明細から調べたら、750kwh くらいだったので太
陽光を購入すると2万円を電気代にプラスすることになる。
1月1666円くらいのプラス。先月の電気代が1100円くらいだったから、合計すると月2800円とか。
一般家庭の消費電力は、3000kwh/年くらいと言ってました。
なので太陽光買うと60000円/年 5000/月あたりプラス。 風力だと45000円/年 3500円/月プラス。

証書販売は代理店がある。企業やNPO、個人代理店もある。
グリーン電力のシェアは自然エネルギー全体の3%。
少ない理由のひとつは水力、地熱は含まれない。



☆飯田市の事例について

飯田市の成功例は、全量買取制度が出来ていないから、行政に長期契約で買い
取ってもらっている。
飯田市は20年の買取契約。 
この例が出来たので、他の都市でも同じことが可能。
出資を集めるために会社形態が必要。
寄付であればNGO NPOなどのかたち。川崎市の例など。
会社になったときは、失敗したときにリスクが高い。
飯田市は原さんというキーマンの方が、自分がかぶる覚悟と地域での人脈、人間性、
経験などいろいろ持ち合わせていた。
出資を募るのは法律とかで、大変。これは経験があるISEPさんのおひさまファン
ドが協力。
地域でやるときは、協力してくれると。
飯田さんの著書に書かれている
北欧で自然エネルギーをすすめる環境エネルギー事務所についても聞いてみました。

http://www.amazon.co.jp/北欧のエネルギーデモクラシー-飯田-哲也/dp/4794804776 
自然エネルギーについての情報を発信したりする場所で
飯田市の場合、おひさま進歩エネルギーがそれにあたる。
情報は今はいろいろ入るから新しい形態を考える必要あるかもとか。
そのほかに、自分の生活で節電とかいろいろやって、次はエネルギーをつくりたいといったら
まずは、太陽電池を自作してみるなんてこともできますとのこと。エルガという会社ではワークショップをやってできた太陽電池を祝島に届けたり。
とても素晴らしい話を聞かせていただきました。
地域からエネルギーシフト、わたくしの住むまちでも出来ることいろいろあると思いました。
当日の内容はエネシフトのUstreamチャンネルで観れます。http://www.ustream.tv/channel/eneshift

1 件のコメント:

  1. あつくん!


    早速の報告有難う!
    かっこいいぜ!

    一緒に三軒茶屋にいけて良かった。

    おひさまファンドみたいな匿名組合方式で、
    出資し合い自然エネルギー設備を建てられたらと
    思って名づけた、たいよう講。


    その実現の鍵は、自治体との長期契約、
    公共施設屋上の無償提供。

    20年間、買取価格22円で購入する契約、
    行政財産の「目的外使用許可」を20年間。
    しかも、可能な限りの施設全てにおいて。

    これが収入が入る保証となるから、
    出資が集まり、ある程度の規模となり、
    配当が生み出せるのでしょう。

    飯田モデル。
    私も出資者として勉強になりました。


    この方式は、預金や国債に比べてリスクが少なく、
    株式や投資信託ほど金利が高くないけど、
    その中間くらいなので、何か安心感がありました。

    祝島自然エネルギー100%プロジェクトにならって、
    湘南のどこかの地域でもできたら面白いね。

    ありがとね!

    返信削除