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2011/01/17

【レポート】院内シンポジウム 「再生可能エネルギーをどう進めるか」

エネルギーシフトを考えるデータバンクのブログにレポートしたものを転載します。
http://staff.energy-shift.org/2010/11/369
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11/10(水)議員と市民で考える院内シンポジウム
「再生可能エネルギーをどう進めるか」に参加してきました。
11月10日 15時半〜17時半
主催:脱原発政策実現全国ネットワーク
共催:環境エネルギー政策研究所
◆参加した国会議員 は以下の7名
ずっと、いたのは福島さんのみ。
福島瑞穂 社民 参議院
小室寿明 民主 衆議院
平山誠  無所属 (会派は民主) 参議院
横峯 良郎 民主 参議院
吉井英勝 共産 衆議院
服部良一 社民 衆議院
石田みつじ 民主 衆議院
◆基調講演
飯田哲也さん
飯田さんの話は、基本的には7月22日「できるぞ! エネルギーシフト!!飯田さんと話そう」と同じような話。

飯田さんの話を聞いてわかったこと。

自然エネルギーの買取制度で電気代が値上げ。
これに反対の声がある。
電気代には燃料調整制度で石油の値段などで値上げ(2008年は約500円/月)→全て海海外に流れて日本には残らないお金。
再処理引当金 (約200円/月)→ 再処理工場はとまっている。エネルギーになってない。無駄なだけ。
自然エネルギーは地域で雇用をうんだり、帰ってくる。将来的に安くなる。
今の目先ではなく未来の子供、孫の世代を考えたとき、どっちがいいのか?
明らかな気がする。

日本では東京都が2020年までに再生可能エネルギーを20%を目指している。
今までは東京で使う電気を地方に原発つくって負担だった。
これからは、東京が地方の再生可能エネルギーを買ってかえしていく。
東京のやり方は、海外でも注目されているようです。

原子力でないとと言っているのは現実的認識がかけている。
巨大原発は不安定。スウェーデンでは不安定電源に認定されている。
世界では風力は倍々で増えている。
原子力は純減で減ってきている。
自然エネルギーの普及に新しいルール、社会全体でどうしていくか。
石油の世紀から今後、一世紀単位の産業のシフトがはじまっている。
日本は失われた10年。制度の問題で10年遅れている。
◆資源エネルギー庁の方のお話
全量買取制度の導入についての説明があった。
2020年、日本の再生可能エネルギー10% 
個人的には、すごく少ないと感じた。
飯田さんから、この制度の問題について指摘があった。
・太陽光以外の買取価格は一律価格。値段を決める根拠がない。ドイツで失敗している。
それに対して、エネ庁の話では途中でレビューして見直す。
・太陽光の余剰買取 全量買取でなければすすまない。
福島議員から、買取制度を導入しても、いじわるされたらと意味ないと
送電部門を解放して自由化してほしいと要望。
エネ庁の担当は、いじわるされないようにしていきたいとのこと。
送電部門の自由化をやりますとは言ってくれなかったけど、いじわるされないように応援したい。

◆議員さんの話
福島議員 エネルギー政策を議員と市民でしっかり考えるとき
小室議員 地元でバイオマスやっている。勉強したい。
平山議員 今、横峰議員と上関原発反対に力いれている。
横峰議員 民主党、電力、電気の会社の圧力で原発に賛成。変わらなきゃいけないのに逆行している。
石田議員 個人的には原子力に反対
◆市民の話
ストップ・ザ・モンジュの池島さん 原子力ではなくバイオマスなどを
大分の小坂さん 電気で暖は無駄 ペレットストーブ→地域で永続的
自然エネルギーと原子力の共存はない。
興味深かったのは大分で「自然エネルギーマップ」というのを作成している。
神奈川県でとか、鎌倉、逗子、葉山でとか「自然エネルギーマップ」作りたい! その前に再生可能なエネルギー作らなきゃ、マップつくっても入れるものない。
福井の中嶌さん 被曝労働手帳をもっている人は日本で45万人いる。
◆最後に飯田さんの話
地域分散型、地域のオーナーシップ、金融も地域にお金を使う。
インフラの全面張り替え→50年、100年
◆個人的な感想
飯田さんの講演は2度目で、ISEPの春増さんの勉強会に2度参加させていただいたので
ようやくエネルギーの制度について、わかってきた気がした。
自分たちに何ができるんだろうと改めて考えさせられた。
やれることはいっぱいあるなと。
まず地域のエネルギーは地域でつくるんだ。という明確な意思表示と
行動が必要だと思った。
勉強することはとても大事。 
同じように実践も大事。ということでエネルギー自分たちで作りたいと思います。

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